小学生からのNSR250R MC16整備編


     
 
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NSR250Rが修理できたので走行しながら整備を始めます。
   

 



 
前回テスト走行でエンジンSTOP原因を軽く調査(キャブオーバーホール・コイル交換・バッテリー新品・抵抗値測定)したが不明。
そんな状態から調査スタートです。

前回の宣言通り、点火を疑うため、まずはフライホイール を外します。
センターのボルトは硬いのでインパクトで取り外しました。
錆錆だけどダイジョブ?


以前購入していた汎用プーラーで取り外します・・・・
うん?刺さるだけで外れない・・・・なんで??


中にネジが切ってあって入ってくだけ?汎用だから?センターのネジが入らないようにしないと取れないじゃーん。
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ガレージにあった皿の薄めのボルトを投入。
プーラーを回すと、ボルトがしっかりセンターにはまり取れなくなりました。
※そもそもこの適当に入れたボルトの選択が最大のミスとなります。
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回り止めの汎用工具ですが、NSR250Rにうまく合わないので、削りました。


いい感じで回らなくなったので、ネジ山がつぶれたときに使う工具で外そうとしましたが、取り外すことができない!
まじ!


フライホールを外して作業をしやすく・・・なんて思って
また汎用プーラーを使ったら、再度ボルトを奥に押し込むだけでさらにどうやって取り外すか悩むことになりました。


さらにさらに奥に入り笑えない状況。


まずは、ボルトの外周がネジ切れて残っている部分を細いポンチでたたき割るが・・・
PB製のポンチが折れた。
中華製の格安品でやればよかった・・・持ってないけど。


ただ、折れた後は、ポンチをたたくとに力が入れやすくなりました。


おかげでたたき割り成功。
取外せましたが、ネジ山が・・・。


続いて、KTCの汎用プーラーをつかって外せないかチャレンジしますが、びくともしません。


すると、KTC汎用プーラーのセンターネジがつぶれました。
M12 1.5mmピッチでタップを当てて修理?


このプーラーは本来ここまで引っ込むのね。
ボルトが曲がって、ネジがつぶれてたので、隙間がないからヘッドの薄いボルトを入れてしまった。
それが、今回の敗因。


あーあ。プーラーの先のネジ山がなくなりました。


今後はもっとヘッドが厚いボルトを使って、汎用プーラーを使うしかないですね。
そんな事より、エンジンに残ったボルトを取らねば・・・


残ったボルトを取るため、ボルトに穴を空けていきました。
時間はかかりましたが、少しずつ穴を空けることが出来ました。
オイルも大量に使い熱にも気を使って穴をあけました。


1センチ以上穴を開けたところで、ドリルの逆回転で奇跡的に取り外す事に成功しました。
イヤー。
今回は適当にやる恐ろしさと、無駄に工具を壊し、無駄にネジ山を壊しました。
代償はおおきかった。


今日の戦利品。


もちろん、本体はぐちゃぐちゃにしちゃいましたので、M10 1.25mmピッチでタップを切りました。
今回あえて詳細なピッチを掲載しているのは、整備書にはない(と思う。今日は見てない。)から掲載しておきました。
私のように無駄な作業をしない。した場合の参考になればと思い詳細を掲載しました。


やっと、今日の朝に戻りました。
6時間でもとに戻しただけという今日の悲惨な作業でした。


この固着したフライホイールどうやって外す?
ハラマのブレーキ固着も大変だったが、MC16 も大変な状況です。
ここを疑うのをやめることも考えたのですが、今後の整備にも支障をきたすので、ばらせるようにしておきたいと思います。
どうする?
   
 
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