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いっきに修理編
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過去お世話になった方のお願いなので無条件で修理を受付ました。
ネットにはギアかけの修理は多いのですが、ギアに問題ない場合のトリップメーター修理記事がないので調査・記載します。
今回修理してほしいメーターと中古で買ったが使えなかったメーター2個です。

修理途中なのかばらしてあった生かしたいメーターです。

確認すると、ジャンパーがいくつもあって、つながっていない状態でした。

本来フラット基板だけなのですが、配線が追加されています。
過去そうやって修理したのかなぁ?

ひたすら眺めて動作方法を想像します。

持ち主情報ではネットにギアかけの情報はあるらしいが、今回はギアかけがない。
ので修理のお願いらしい・・・

何か落ちた。大丈夫なのか?

マイルメーターです。裏のピンも日本製のフラットな仕様。

比較的きれいなのでこちらをばらして、本来の構造を理解することにしました。

これもジャンパー線があって、すべて切れている。

上が本来ついていた日本版
下がマイル表示のドイツ?版

また何か落ちてた。

トリップメーターのつまみを引いて、メーターの中身を取り出します。

これ警告灯にジャンパーケーブルが来ていた。国内で販売するための法律???

マイル表示の中身です。

部品はほぼ一緒に見えます。

これがトリップメーター動かすための部品。モーターですね。
そして制御するための基板。
この基板は、走行距離とスピードメーターを動作させているらしい。

針を無理に抜いて、マイナスドライバーでねじを3か所外すとパネルが取り外せます。

色がついているギア。これが有名な欠けですね。動きも渋い。

モーターアッセンブリーを取るため、マイナスねじを3か所外します。

じゃーん。これが速度計とトリップメーターです。おっコンデンサがある。

このコンデンサー交換候補だな。

モーターを動作させる電磁誘導部分だけにしました。
コイルは問題なさそうです。

基板を調査
左がドイツ?版で右がもともとついていた日本版?
部品配置が違うのですが、部品数と回路(テスターでひたすら接続部品を確認)は同じなんですよね。
基板のシルク印刷も一緒。

コンデンサも4個。そのうち電解コンデンサーは2個

もちろんガレージにある日本製に交換です。
4個あるのはいっきに2つの基板を修理するため。
在庫として基板を持っていれば持ち主も安心でしょ。

で最大の悩んでいた部分。
KmとMILE表示の変更方法。基板が同じだから調整する場所が・・・と探したら(というかすぐ見つかる)可変抵抗がありました。

計測するとやはり違います。

今回はきれいなマイル版をKmにするため抵抗値を調整。

これを組み込んだのですが、おっとねじの高さが違う。注意が必要なので写真を掲載。

また、針ですが、つぶれていたので修理して装着。

あと、このねじ、ゴムを上に乗せる仕様のようです。こちらも写真掲載。

あと、別のメーターではシリコンが塗ってあったのですが、修理で持ち帰った中にゴムがあったので、この周りにいれるのか?
といれてみたらドンピシャ。
3個中1個はなし。1個はシリコン。1個はゴムあり。
これ貴重かも?

出来上がっただす。

針は厳重保管。

次回現地で装着してきます。
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