2.工具

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さあチェックシートにも記載しましたが工具について経験談を記載します。
実は私は最初の工具はKTCのセットのみで作業しました。(下写真)
作業を進めるごとに追加工具を購入して行きました。
必要な時に購入するだけで、あったらいいなぁではなく、作業にこまったら購入でした。
これからの皆さんの相棒になる工具。そんな重要なものについて記載します。

■ハンドツール

@価格の問題
A入手のしやすさ
Bブランド
C追加と保障内容

私のメインはスナップオンです。なんといっても保障とサービスが良い。

私は週末のみの作業で工具を買いに行く時間ももったいない。
そこで電話1本でバンがやってきます。必要な工具をその場でチョイス。
そして、壊れた工具は無料交換。ただし、エアーツールや電動ツールは無料交換ではありません。
そう、ここで気がつくのはハンドツールはスナップオンなら永久保障だが、それ以外の電動工具やハンマーは違うことに注意です。
では、なぜスナップオンなのか、答えは簡単で、部品提供がとても長い。それが使われる理由。
たとえば、エアードリルが壊れた。原因を調べるとベアリングが壊れていた。そこでベアリング注文。するとスナップオンは古くても意外に購入できたりする。それが使われる理由なのです。

ただし、なくしてしまえば、何にもならないが、高級なので一生懸命探すのでなかなか無くならない。
次に、割引のスナップオンが店頭で販売されているカラクリの説明。
これはずばり海外購入だったりする。
海外のスナップオンバンでは、日本の60%OFFぐらいで販売していた。(2001年当時)
だから日本に輸入しても元が取れる。
ただし、日本のバンでの交換対象ではないので注意が必要。そのショップに持ち込み海外に持って行ってもらってください。

よって私は工具を用途にわけてKTCやハゼットやコーケンなども持っています。
エアーツールもスナップオンやMacツール。
それ以外でも日本製なら購入しています。瓜生なんて珍しいインパクトレンチも持っています。

さて、私が始めて車をいじったときは、そんな工具の知識はなく、今のように工具に○百万も使うことになるとは思いもしなかった。
ホームセンターで高級品のKTCをセットで購入。(実はそれしか名前を知らなかったから)
それも当時ネット販売がなかったのでお店まで電車で通って購入。
それがアストロプロダクツでした。当時5万前後。


私は整備を教えてくれた工場長の言葉。

「初心者はハンドツールで車の各場所のトルクを覚えろ!エアーツールは使うな!」

ですべての作業をハンドツールのみで実施。
それで作成されたのがRX-3でした。


工具は必要なときにホームセンターへ行き買い足しをし続けました。
また、1回しか利用しない(当時この1台で終わる予定だった)専用ツールは民間車検場で借りてきました。
ということで、最終的には8万前後になったと思います。

さて、最近の工具は昔と違いほとんどが機械で作成されています。
切削工程では完全にコンピューター制御によるものです。
となると精度は日本製およびほかの国でもほぼ問題ないということになります。残るは材料と仕上げが重要になるわけです。
そこでお勧めなのが MadeinJapan (日本製)になります。

TONE工具やKokenやKTCがお勧めです。

■板金工具
次に板金工具ですが、これは安物を買うべからずです。
安いセットもあります。私も安いセットを買いましたが、現在は利用していません。

私の最終的に良く使う板金工具は
ドリーは1つ。
スプーン1つ。
大型ハンマー。中型と仕上げ用。の3本ハンマー。

高級なシグネットのようなセット
も良いです。
でも板金まで手を出すかわからない人はアストロの安いハンマーで実験も良いかもしれません。
 

■電気工具
ドリル編

正直中国製はベアリングが死にます。とくにサビ取りに利用すると軸がぶれてドリルなどは利用できません。
またすぐ同じ製品の販売は終了するし、ベアリングも交換するほどの値段でもないし。
ということで私は以下のように使い分けています。

ワイヤーブラシ用(サビ落とし用)
・中国製ドリルをサビ取り専用
安ければ何でも良いです。出来れば無段変則付で、回転を固定できるものが良いです。
近くのホームセンターへGO!!2000円未満でGETだぜい!

穴あけ用
・日本製で穴あけ専用
日立が個人的には好きです。何しろ丈夫です。もちろん無段変則と回転固定機能付が良いです。
マキタも良いです。あとはナショナルなんてメーカーもプロには愛用者が多いです。

グラインダー編

ずばり日本製です。これも日立製が丈夫です。もう10年近くなりますが軸ぶれもなにもありません。
ほかにもナショナルも持っています。今は、2台になりカット用とサンダー用の2つを使い分けています。

■エアーツール
これはずばりベアリングの部品供給とその部品購入が安いものが良いです。
よって本体はやはり日本製になります。
日本製は最初は高いですがもちが良いとのことです。しかし、私は安物も持っているのですが、6年程度ではわかりません。
プロは20年近く使っていても問題ないようです。
スナップオンは、古くても部品供給があるので安心から購入するのですが、エアーツールは日本製などをOEM供給で販売しており、結果としては日本製のものと同じということになります。
よって、収集している方やお金はいいから安心を買うのであればスナップオンがお勧めとなります。
私はというと部品も安いホームセンターで簡単に手に入る シナノ や SP をお勧めします。
ベアリング故障など国内であること、DIYショップに注文できることで結果的に維持コストが安い。
先日、シナノで販売された 首が動くエアーラチェットですが、現在同じものがスナップオンでも販売されています。
価格は、もちろんスナップオンは高く、シナノはそれなりの価格で販売されています。

エアーコンプレッサー編

ずばりお金に余裕があれば200V 2馬力以上をお勧めします。
中古という選択もありますがいつもあるとは限りません。
ただし、家庭に200Vを引くということは基本料金が増えたり維持は高くなります。
また200Vには単相(たんそう)と三相(さんそう)があるのに注意が必要です。
やはり老舗の日立製が個人的には好きです。

あと、溶接機購入も考えている方は種類がありますので注意が必要です。
個人的には音が静かなタイプがお勧めです。本当に静かですが値段が高い。


あと100Vに1馬力や1.5馬力で販売されているものが多々ありますが、性能的にはそんなに変わりなく感じました。
私は、安い工具屋さんアストロプロダクツで100Vの最高ランクを購入しました。

大きなサンドブラスターには向きませんが、卓上の小さいものでしたら100Vでも問題ありません。
ただし、このコンプレッサーは電気を大量に消費します。そう電気代が高いのです。
家でつかうと一瞬暗くなることがあります。電流A(アンペア)をよくみて購入しましょう。
皆さんの家では余裕を持って電力会社と契約しているご家庭は少ないと思います。
常時使うことを考えている場合は電力会社と相談し契約電流をUPしてもらいましょう。


ラチェット編

私はSPをメインで使っています。中古で購入したのですが十分今でも使えています。
私のは写真に比べてかなり古いですが・・

実は選ぶ際に何を・・と考えたのですが、私の場合エアーラチェットのヘッドがある程度小さいことと、逆転にする機構が簡単なものをお勧めします。
私のは古いので両方とも×で、そのつどイライラします。
狭いところで手を動かさずに緩めたり、取り付けらるということは作業性がとても良いですからね。
手にすっぽり入る小さいものもありますが、私はヘッドの大きさの方が重要だと思っております。
正直今まで修理を出したことが無いので、オイルさえ投入していれば壊れにくいので格安工具でも問題ないかもしれませんね。
シナノ アストロプロダクツ

インパクト編

これを使い出すとやめられないカッパエビセンです。
これも一番最初に記載した 日本製 が価格と性能でお勧めです。
私は正直 空研 瓜生 スナップオン を利用しております。
でいつも使うのはスナップオンです。長い間使ったせいか手になじむためです。
これから購入する方に関しては、日本製をお勧めします。
これもラチェット同様故障は少ないですね。
また、小さい通常利用用とパワーのある大きいインパクト2台あると本当に重宝するかと思います。
またアストロプロダクツは安いMade in Japanも安く販売しています。


ドリル編

ドリルはベアリング交換を必要とするので修理や部品を考えて購入をお勧めします。
よって格安工具はお勧めしません。
ドリルは軸がぶれると穴はあかない、大きくなるなど問題を多く引き起こします。
そのため日本製の高級品かスナップオンをお勧めいたします。

現在ドリルには刃を取り付けるのに、チャックという工具を利用するものと、手で締め付けることができる2タイプがあります。
でお勧めは手で閉めるタイプです。残念ながら私は持っておりませんが、スナップオンの利用者いわく、手で閉めても緩まないし、刃の交換が非常に楽。

とのことでした。スナップオンの値段参考先が楽天にはありませんでしたのでシナノを見つけてリンクしました。
私もお金ができれば購入するのですが、現在は電気ドリルですべて作業を実施しております。

ベルトサンダー編

ベアリング交換を必要とするので修理や部品を考えて購入をお勧めします。
よって日本製が絶対です。
細い所のサビ落しは非常に重宝しております。
10mmと20mm幅がありますが、ここでは10mmだけでも十分に感じます。
私はMactoolsですが軸にぶれもなく使えております。
ベルトサンダーは使い方から、どうしても力を加えるようになってしまうので、格安工具を購入する場合は問い合わせしておくのも良いと思います。
これは、エアーツールの中で、一番部品交換が多いのではないでしょうか?

サンドブラスター編

これも便利。私は箱型が2台、ハンド型が1台持っています。
箱型

箱型は大きさがいろいろあります。みなさんが思っている以上に中に砂や汚れが舞って見えなくなります。
中に蛍光灯やエアーが抜ける空気穴があることを確認しましょう。加工して掃除機をつける人も多いですが、掃除機は確実に故障するので格安品か中古品取り付けをお勧めします。
また、蛍光灯や電気のカバーも砂が当たって曇ります。よって部品交換も重要です。
あと、窓ガラスですが、一般的にガラスにフィルムをはったりアクリルをはったりして傷をつけないようにします。
一度貸したら、フィルムをご丁寧にはがしてつかったので、本体のガラスが曇ってしまって大変なことになりました。というより今もです。
こちらに関しては高級品ほど作りが良いというだけで格安工具品でも問題ありません。
ただの鉄の箱です。多少ゆがんでいても問題は出ません。

しかし、吹き出し口やホースは交換が必要になりますので、特に吹き出し口の交換部品があるものを購入しましよう。
実は、私が以前購入したBOXで性能が良いのですが、そこで販売されている最上位機種(100V)でもエアーが足りないということで販売が終わった物を持っています。
そんな状況ですから売れている数も少ないのか?
部品販売がほぼ終了してしまっていて、最後の数個から購入したこともありました。
これは消耗品です。部品は必ず聞いてください。
値段が安いのはESパワーも同じぐらいです。使ったことはありませんが比べて見てください。


ハンド型
落下式

手に持って使うタイプですが、砂を上に入れるタイプです。
少量しか入れられないので面倒なんですが、実は性能はよかったりします。
砂を吸い上げない分、エアーのパワーを使わずにすむので吹きつけ力が強いようです。

吸い上げ式


手に持って使うタイプですが、砂を大きなタンクなどからホースで吸い上げて使うタイプです。
問題はコンプレッサーのパワーを落下式より必要とし、砂の吹きつけパワーも多少威力が弱いです。
本体のみの販売もあり格安で購入できるものです。


直圧式

これはタンクに空気と砂を一緒に入れるタイプで、最近まで格安工具では販売されていないため作っていたタイプです。
コンプレッサーのパワーも比較的少なくてすみます。一度タンクの中に空気を送り込み、その空気で砂と一緒にだすため、砂を吹き付けるときは、そのタンクを持ち運びしなければなりません。
しかし、エアーを一度ためて圧縮できるので、コンプレッサーのパワーによらないところが利点です。

スポット式

野外でサンドブラスターを実施すると思っていた以上に痛い。
また砂がまって車内は砂だらけもよくあります。
そんな少ない場所を実施でき、砂が飛びちらないサンドブラスターです。
先がゴムになっていて、直接サビをとりたい患部に押しつけておきます。
それを少しずつづらしてサビが取れというわけです。
砂は飛び散らないので、一部分のサビとりには非常に有効です。