FCエンジンオーバーホール

今回はFCのエンジンオーバーホールです。雑誌のように完全ではありませんが、写真は多く掲載しています。253改ではペリという特殊なエンジンでしたが基本は同じです。また、FC時代の独特な取れない箇所をどのように対応したか記載しております。何度も言いますが、作業を考えている方は個人の責任において作業をしてください。また、本体はREマガジンVor6に細かく掲載されておりますので参考にしてください。

1.前回のメタポンプの詳細はこんな感じです。ぱっきと割れてしまいます。これじゃ交換ですよね。どうしてもお金をかねたくないなら暖めではずせば取れますが、レストアではなく新品部品が手に入るのですから、ここはお金をかけましょう。
  

2.プリーをはずします。このようにしるしがあります。心配な場合はペイントマーカーを購入しておき印をつけることをお勧めします。
      

3.ウォーターポンプをごっそりはずします。
 

4.ここでセンター19mmがまったく外れません。結局、KTCの肉厚のソケットを一個だめにしてしまいました。どうも、このころのマツダはクレーム対応で、ネジロック材を散布してきつく組み付けているそうです。私は、バーナーであぶって熱膨張を使って取り外しました。この辺はレストアの経験がいきているなぁと自分で関心!
  

5.おかげで、熱でぼろぼろです。ここにもセンサーが隠れていました。場所から察するにオイル関係?あとで調査です。
  

6.取り外したのは以下の部品。これをはずすのに1時間以上も悪戦苦闘しておりました。

7.あとは、何度も見ている部分なので安心。老いるポンプのナットをロックしているワッシャーをマイナスドライバーとハンマーでたたいて取り外すだけです。
 

8.クラッチなどの部品をはずします。
  

9.オイルパンもはずします。
  

10.ここで54mmのナットをはずして、やっと雑誌でよく見るオーバーホールの状態になりました。
 

11.センターをはずして、エンジンを止めているロングのボルトをはずします。ショックレスハンマーでたたきながらはずします。
  

12.下の写真にあるボルトとは別に、エンジンを固定している部品があります。これはボルトを入れて上にぬいてください。
 

13.さて、結果は以下の通り、ローターからハウジングまで全滅でした。さて、部品が高いぞ!どうする!!