フェラーリF355 ヨーロッパ平行輸入車 Writerタバヤン

久しぶりに阿部さんの所に伺うと面白い車が!最近はポルシェやら何やら高級車が・・
今回、工場にあったのがフェラーリF355それも、有名なショップを悩ましていた車だった。
まずは、いつものように調子をみるための運転を・・と思ってエンジン音と1速で、バックギアに入れて工場へ戻した。

購入したのは、超有名なスーパーカーを扱うショップ!ほとんどが試乗はなく、見るだけ。
そこで、購入後わかる問題も!
ぱっとみるときれいだが、タイミングベルトを調べると、緩んでいた。
 

では、いい加減だったかというとマニュアルどおりポンチのあわせは合っていた。
そこで、カムまでばらして調べることにした。そこで面白いことがわかった。
 

ハイカムなのはわかるが、右と左で違うものが使われていることがわかった。
このあたりを、有名なショップや昔のコネで専門ショップに問い合わせるが、答えは「わからない」
「やったことがない」「平行輸入はしらない」など。まったく情報はなし。
  

どうもヨーロッパの改造のようで、コンピューターも交換してあった。
これは、ハイカムとバルブタイミングを変更し、右と左で特性を変えていることはわかった。
 

さて、ここからは情報がないので、過去のレースカーを作成した経験から、自分でタイミング見ながら組み付けた。
このあたりを聞いてみると「まあ、エンジンをかけるときは久しぶりに緊張したけど問題はないことはわかるよ」とあっさり語られた。

 

これだけタイミングを変更した。本来はぴったりあわせなければいけない。
でも、このフェラーリーは、ドアもがたがただったという。
有名な店もたいしたことがないというか。いい加減というか。阿部さんはかけごみ寺か?