10Aエンジンのオーバーホール  Writerタバヤン

阿部さんがお客様の車を預かると、写真をいっぱい取って問題を説明します。
今回は写真のみ掲載用に借りてきたので詳細は語れませんが、気になるところはすべて写真が撮られています。

阿部さん談:
デジカメとパソコンを使うようになってから簡単に写真を残して置けるので、お客様に説明が簡単になりました。
また、修理するしないのの判断も写真と文面を連絡すればわかりやすいですからねぇ。

実は、これも元マツダ出身者の経営する有名ショップでオーバーホールした5000kmのエンジンです。

注意
※ただし、ミッションにいくつか問題がありますが、そのショップによるものかは不明です。
※原因究明はあくまでも経験からの予想です。

ミッションですがこれはよくある問題です。経験豊富なショップということなので対処は知っているハズなんですが・・・
一部のミッションにはこれ、フィルターがあります。オーバーホール前に簡単に取り外しが出来るそうです。
これを見れば今の状態が・・・でこれだけ詰まっているということは、内側にオイルが届かない。
ということでオーバーホールです。
 
ココには傷が、過去ギアが壊れている?
 
このスナップリングですが、再使用なのです。
この部品ですが、今でも新品が出ますし、一度開いてしますので、REOMでは再使用は絶対にしないようです。
 
結果として、すべてオーバーホールして写真を多く撮ってお客様に渡しました。
 

 

また、ここにも気になるポイントが!アウターレースを取り外す際に叩いて取り外した後が・・・
ココは絶対に叩けないところなんですが、いつ?誰が?怖い状態です。
 


続いてエンジンです。
ポートが削ってあります。これはお客様がオーバーホール時に依頼したそうです。

阿部さんはマツダ時代。レースに参戦した結果から過激な仕様を進めません。
それは、バランスが崩れて、長期間乗れずに壊れるからのようです。
レース参戦専用車両作成でしたら別ですけどね。

 

ここにも問題が、このまま組めちゃうのがすごい。お客様に説明している?
 

 

 

ポートの削り方も・・・
 

極めつけは、排気ポート。大きさが異なるのもそうですが、下側に削られています。
ポートチューンをしてきた人なら、これが大きな間違いなことはわかりますよね。
 

 

ここも削れていますね。
最近このショップからの再オーバーホールが続いております。
でも、価格は安いそうそうです。
安い金額では受けるショップも、これが限界なのかもしれませんが、その事はお客様に説明は必要だと思いますよ。