フロントハブベアリング交換編:作業時間2時間


今回の症状:
タイヤをジャッキで上げて回すと鉄のこすれる音がする。音は ゴー です。
走っていて本人は気がついていませんでしたが、車検時にしてきされたので交換です。

自分で調査:
切り分けはゴーとなるからベアリングだよと言われて従いました。

使用工具:
めがねレンチ
ラチェット
ジャッキ
たがね大と小
ハンマー

自分で作業:

1.さてまずフロントの片方を持ち上げます。今回の作業は時間がかかるのでウマでしっかり固定しましょう。タイヤももちろん外します。

2.部品はもちろん注文します。これは中古では意味がありません。新品で交換です。ベアリングは内側と外側の2つとオイルシールを購入します。あと、ハブのネジを固定するピン(ホームセンターで買えます)とベアリング用のグリス(ホームセンターでもあるがメーカー指定のが安心です)

   

3.まずはブレーキ回りから外します。上下にボルトが刺さっているのでラチェット等で外します。外したのは邪魔なので内側に乗せるか、針金で留めておきます。

  

4.ブレーキパッドがついている(正式名称などしらん)固定金具を内側についているナットを上下二ヶ所取り外します。

    

5.ごみは厳禁です。注意しましょう。ネジなどは必ずきれいな所で保管してください。

 

6.ハブのふたを外します。写真のようなホームセンターで売っているたがね等でこじ開けます。少し隙間ができたら、−ドライバー等で、写真のようにネジの頭をテコの支点としてあけます。

   

7.次にペンチ等でタテに刺さっているピンを抜きます。(再利用できません)そして、ナットを固定しているカバーを外します。

  

8.次にナットを外します。軽く外れます。これが正常なのです。

9.次に大きなワシャーがあるので取り外します。

10.これでブレーキの円盤は抜けるはずです。

 

11.まずベアリングを外します。

 

12.次に裏返して、マイナスドライバーでいきよい良く、オイルシールをたたきまげて取り出します。

   

13.こちらもベアリングを外します。

14.このように曲がって取り出すので再利用できません。次に古いグリスを取り出します。ここで指を切ることがあるので注意します。最後に布できれいにふき取っておきます。

    

15.次に小さなたがねを用意します。先がとがっている場合は、ヤスリなどで傷がつかないようにしておくと良いと思います。ハンマーは大きなものを使用してください。4番目の写真がわかりやすいと思いますが、反対側にあるベアリングを支えていた鉄のリングをたたいて押し出します。このとき上下、左右とゆっくり傷をつけないように均等に押し出してください。5番目の写真のようにくぼみを上手く利用してください。

     

16.再度、ココできれいにしてください。軸も必ずきれいにしましょう。

   

17.次に新しいグリスを塗ります。まず、ハブの内側にあるくぼみを埋めるつもりで詰めます。注意なのが穴を埋めるのではなく、内側にあるくぼみなので注意してください。

  

18.次に新しいベアリングを支える鉄のリングを、取り外したのとは逆にゆっくり四隅を使いながらたたいて押し込みます。このとき、最後まで押し込み終わると、甲高い鉄の音にかわるのでわかります。そして、その回りにもグリスを塗っておきます。これを反対側もおこなってください。大きさが違うのでわかると思います。

   

19.ベアリングにグリスを流し込みます。方法は手にグリスを一杯取っておき、コシ取るように入れてゆきます。そして、全部の隙間にグリスがはいったら、ハブに入れます。最後に、オイルシールをたたいて押し込みます。このとき、オイルシールのゴムの部分に薄くグリスを塗ってきます。また、この部品はやらかいので注意しながらたたいて押し込んでください。

   

20.ハブのふたの周りに、シリコンを塗っておきます。これで、雨水も安心です。

 

21.次にワッシャーをしてボルトを締めるのですが、まず閉めていって、少し硬くなったところから1/4まわします。そして戻して少し軽くなったら、そこから1/4まわして終了です。

    

22.ナットを固定するカバーを取り付けて、ピンを取り付けて、ふたをしてブレーキを戻して終了です。

    

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